「Amazonギフト券の買取は危険って本当?」とお悩みではないでしょうか?
Amazonギフト券の買取業者には悪質な詐欺業者も紛れ込んでいますが、見分け方のポイントさえ押さえておけば心配はいりません。
悪質な買取業者は共通の手口を使っているため、見分けるためのポイントがはっきりしています。
今回は悪質なAmazonギフト券買取業者の手口や、見分け方の5つのポイントを解説します。
この記事を読めば、安全なAmazonギフト券の買取業者だけを選べるようになるでしょう。
- ポイントを押さえておけば悪質な業者にあたるリスクはほとんどない
- 詐欺に遭わないために、利用規約に変な記載がないか、換金率が相場とかけ離れていないか必ず確認しよう
- 身分確認を行わないのは「古物商認可」のない違法業者なので注意
悪質なAmazonギフト券買取業者の手口
Amazonギフト券の買取が危険といわれるのは、悪質なAmazonギフト券買取業者が紛れ込んでいるからです。
悪質なAmazonギフト券買取業者の3つの手口を見ていきましょう。
- 利用規約に独自ルールを記載する
- 提示金額より低い額が振り込まれる
- 個人情報を抜き取り・悪用
それぞれ詳しく解説します。
利用規約に独自ルールを記載する
利用規約に独自のルールを記載しており、広告などの表示と事実上のサービス内容がまったく異なる場合があります。
ネット詐欺の定番の手口ですが、「利用規約に書いてある方が正しい」という理由で広告に表示された金額を振り込んでくれません。
悪質なAmazonギフト券買取業者の利用規約には、下記のような内容が書いてあります。
悪質なAmazonギフト券買取業者の利用規約にある記載
- 記載の換金率は最大値であり、受取金額を保証するものではない
- 振込する金額は額面の〇%(広告より大幅に低い割合)以上
- 最大換金率は〇枚以上申し込んだ際に1枚だけ適用
※参考:閉鎖済みの悪質Amazonギフト券買取業者「アマチェン」利用規約
たとえば広告には「換金率最大97%」と記載があっても、利用規約に「20%以上」とあれば額面の20%分の金額しか振込されません。
複数枚の申し込み時、1枚だけでも最大換金率が適用されれば「換金率最大97%」が成立するから問題はないだろう、ということです。
Amazonギフト券買取業者を利用する際は、利用規約の内容を詳細まで確認しましょう。
提示金額より低い額が振り込まれる
提示された金額よりも低い金額が振り込まれるケースが非常に多いです。
先述した利用規約に記載されているケースはもちろん、小さく注意書きしてあるケースもあります。
これらの手口を使う業者の多くはGoogle検索した際に表示される「スポンサー」「広告」の欄に表示されるので注意しましょう。
個人情報を抜き取り・悪用
Amazonギフト券買取業者の中には、個人情報の抜き取り・悪用を目的としたものもいます。
個人情報の抜き取り・悪用が目的の場合、買取自体は滞りなく完了し、しっかりとサイトに記載された金額が振り込まれるケースが多いです。
ただし、買取に必要ない下記のような情報を入力させられます。
入力させられる不要な情報
- クレジットカード情報
- Amazonアカウントの情報
入力フォームにクレジットカードやAmazonアカウントの情報を入力する欄があり、利用者に違和感なく入力させるという手口です。
普段からAmazonギフト券買取業者を利用していれば引っかかりませんが、初めての場合は多くの人が気づかずに入力してしまうでしょう。
クレジットカードやAmazonアカウントの情報は買取に不要なので、入力を要求されたら悪質な業者だと疑ってください。
実際に詐欺を行なっていて閉鎖されたサイトもある
実際に詐欺を行っており、閉鎖された「アマチェン」というサイトがあります。
アマチェンは換金率最大95%と表示していたにもかかわらず、実際には15%の換金率でしか買取していなかったという事例です。
すでに閉鎖されたため原文は確認できませんが、当時は下記のような記載がありました。
10.ギフト券買取の際、振り込みさせていただく金額は、当店が買取可能と判断させて頂いた額面の15%以上です。
12.当店の買取価格、買取率の表記は最大値です。お受け取りの金額を保証するものではございません。
13.お申込み頂いた際の買取時、最大買取率の適応は一度に10枚(10コード)以上お申し込みの場合で額面が買取お申し込み時に一番額面が低いもの1枚(1コード)のみを適応します。その他のギフト券は全て15%で買取致します。
出典:アマチェン(閉鎖済み)
最大換金率95%は「一度に10枚以上申し込んだ場合の、一番額面金額が低い1枚にしか適用しない」と利用規約に記載されています。
そして最大換金率が適用された1枚を除き、他は換金率15%でも利用規約上は問題ありません。
非常に悪質な手口ですが、利用規約を読まない多くの利用者が騙されてしまいました。
すでにアマチェンは閉鎖されましたが、また同じ手口の業者が出てこないとは限らないので、利用規約はしっかり確認しましょう。
【これだけは確認!】悪質な買取業者の判断ポイント5選
悪質なAmazonギフト券買取業者を判断するために、以下の5つのポイントだけはしっかりと確認しておきましょう。
- 利用規約の内容が変ではないか
- 換金率が相場とかけ離れてないか
- 買取時に身分確認を行なっているか
- 古物商認可を取得してるか
- 運営者情報が記載されているか
上記5つのポイントさえ押さえておけば、トラブルに遭う可能性はほとんどありません。
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
利用規約の内容が変ではないか
利用規約に変な内容が書かれていないかしっかり確認しましょう。
前半で何度も解説したように、悪質な業者は利用規約に広告と違う内容を記載し、利用者を騙しています。
特に換金率にかかわる記載は念入りに確認してください。
「15%」のような異常に低い数字の記載がある場合は、悪質な業者だと疑いましょう。
換金率が相場とかけ離れてないか
換金率が相場とかけ離れていない業者を選びましょう。
悪質なAmazonギフト券買取業者は「異常に高い換金率の広告で集客し、利用規約にこっそり利用者に不利な記載をする」という手口で利用者を騙しています。
一般的な初回利用時の換金率は85~90%となっているので、あまりにも差がある場合は悪質な業者の可能性を疑ってください。
初回換金率93%以上の場合は、多くが悪質な詐欺業者です。
買取時に身分確認を行なっているか
買取時に利用者の身分の確認を行っているかどうか確認しましょう。
Amazonギフト券の買取をはじめとする換金行為には「古物商認可」が必要です。
古物営業法第15条に則り、古物商認可を受けた業者は買取利用者の身分確認が必須となっています。
第十五条 古物商は、古物を買い受け、若しくは交換し、又は売却若しくは交換の委託を受けようとするときは、相手方の真偽を確認するため、次の各号のいずれかに掲げる措置をとらなければならない。
一 相手方の住所、氏名、職業及び年齢を確認すること。
二 相手方からその住所、氏名、職業及び年齢が記載された文書(その者の署名のあるものに限る。)の交付を受けること。
引用元:e-Gov「古物営業法」第15条
つまり身分確認を行わない業者は、認可を得ておらず違法であるか、認可を受けていたとしても正規の方法で取引をしていない可能性が高いです。
「本人確認は面倒だし、省略できるならラッキー」と感じる人もいるかもしれませんが、違法なので注意しましょう。
古物商認可を取得してるか
「古物商認可」を取得している業者かどうか確認しましょう。
Amazonギフト券の買取をはじめとする換金行為には「古物商認可」が必須となっているため、認可を取得していない場合は違法です。
たとえば有名なAmazonギフト券買取サイト「アマトレード」には、認可を取得していると証明する「古物商許可番号」がしっかりと記載されています。
引用元:アマトレード
アマトレードのように、古物商許可番号をはっきり記載している業者を選んでください。
運営者情報が記載されているか
運営者情報をしっかりと記載している業者を選びましょう。
悪質なAmazonギフト券買取業者の多くは、運営者情報を記載していません。
また記載があっても、下記のようにあいまいな情報であるケースがほとんどです。
悪質なAmazonギフト券買取業者の運営者情報の特徴
- 企業名の記載がない
- 存在しない住所が記載してある
- 携帯電話番号が記載してある
企業名や住所などは存在しないため、適当な情報が記載してあります。
住所がはっきり記載してあっても、レンタルオフィスとなっている場合はほぼ間違いなく悪質業者でしょう。
運営者情報を見て少しでも怪しさを感じたら、各項目をコピーしてGoogleなどで検索してみて実態があるか確認してみてください。
【結論】Amazonギフト券の買取業者はしっかり見分ければ危険じゃない
悪質な業者も一部紛れ込んでいますが、見分け方のポイントを知っておけばAmazonギフト券の買取で詐欺などに遭う可能性はほとんどありません。
特に利用規約の記載に変なところがないかは念入りに確認するのがポイントです。
また面倒でも、必ず本人確認がある合法の業者を利用するようにしましょう。
悪質な業者を利用しないよう、ぜひこの記事をブックマークして、買取の前に再確認してみてください。