「押し入れから見つけた古い百円札って高く売れたりする?」「百円札の価値ってどのくらい?」
古い百円札の多くは額面以上の価値がつくため、ぜひお持ちのものについてもチェックしてみてください。
今回は古銭・古紙幣の買取に精通した筆者が、主要な百円札の価値を種類別に紹介します。
さらに高い価値がつく可能性がある百円札の特徴についても合わせて見ていきましょう。
この記事を読めば、お持ちの百円札にどれだけの価値がつきそうか分かります。
- 百円札の価値は、種類により美品で100円~8,000円ほど
- 印刷や裁断などのミスがある「エラー紙幣」やレアな番号のもの、状態が良いものはさらに高い価値がつく
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種類別に百円札の価値を解説します。
- 乙百圓券
- い百圓券
- ろ百圓券
- A百圓券
- B百圓券(最初期・前期・後期)
それぞれ見ていきましょう。
乙百圓券
引用元:お札と切手の博物館
乙百圓券の価値は、美品で1,000円~5,000円ほどです。
はじめて聖徳太子が描かれた百円札のため「聖徳太子1次100円札」とも呼ばれています。
デザインから印刷まで、すべてを日本の技術者が行った初の純国産紙幣でもあり、百円札の中でも高い値段がつくでしょう。
い百圓券
引用元:Wikipedia
い百圓券の価値は、美品で1,000円~3,000円ほどです。
乙百圓券より現存枚数が多いため、価値は若干低めとなっています。
しかし額面金額の100円を切ることは滅多にないでしょう。
ろ百圓券
引用元:Wikipedia
ろ百圓券の価値は、美品で2,000円~8,000円ほどです。
終戦直後に緊急で発行され、すぐに新円切り替えのために通用停止となったため、乙・い百圓券よりも希少価値が高くなっています。
もちろん高値で取引されるので、見つけたらぜひ買取専門店に査定してもらいましょう。
A百圓券
引用元:Wikipedia
A百圓券の価値は、美品で200円~600円ほどです。
実はA百圓券は現行紙幣で、普通にいつもの買い物に使えます。
しかし額面以上の価値がつく可能性があるため、そのまま使うよりは売りに出した方が良いでしょう。
B百圓券(最初期・前期・後期)
引用元:Wikipedia
B百圓券の価値は、最初期・前期・後期と発行時期により分かれます。
発行時期 | 価値(美品) |
---|---|
最初期(記番号が1ケタのアルファベット) | 300円~1,500円 |
前期(記番号の頭文字が2ケタのアルファベット・茶褐色) | 100円~200円 |
後期(記番号の頭文字が2ケタのアルファベット:白色) | 100円 |
もっとも価値が高いB百圓券は記番号が1ケタのアルファベットとなっている最初期のもので、美品の場合で300~1,500円ほどです。
記番号の頭文字が2ケタのアルファベットとなっている前期・後期はほぼ額面通りの価値しかないので、未使用でない限りはそのまま使用しても良いかもしれません。
最初期のものを持っていた場合は、そのまま使うと損なためぜひ買取してもらいましょう。
価値の高い百円札の特徴3選
価値の高い百円札には、下記3つの特徴があります。
- エラー紙幣
- 番号が珍しい
- 状態がいい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
エラー紙幣
ほとんど発生しない印刷・裁断のミスがある「エラー紙幣」は、通常の百円札よりも圧倒的に高い価値がつく可能性があります。
通常、エラー紙幣は発行される前のチェックで処分されるため、本来流通しないはずのものだからです。
現在確認されているエラー紙幣には、下記のような種類があります。
エラー紙幣の種類 | 特徴 |
---|---|
印刷ミス・ズレ | 印刷に欠けやズレ、重なり、空白などがある |
裏写り | 裏側のデザインが表側に印刷されている |
耳付き | 角に余分な紙が裁断されず残っている |
記号違い | 表と裏で一致するはずの記番号が異なる |
めくれ | 破けてめくれた紙に印刷されている |
発生するケースが少ない「耳付き」は、特に高い価値がつく可能性があるでしょう。
ほとんどが額面以上で取引されるので、エラー紙幣を見つけたらぜひ買取してもらってください。
番号が珍しい
百円札に印刷された数字「記番号」が珍しい場合、希少価値がつき高値で取引されます。
珍しい番号の例は下記のとおりです。
番号の種類 | 特徴 |
---|---|
ゾロ目 | 「111111」などすべてが同じ数字 |
キリ番 | 「100000」など下5ケタが0 |
サンドイッチ | 「122221」など最初と最後の数字が同じで、間の4つの数字も同じ |
階段 | 「123456」など、連続した数字 |
この中でも「111111」など小さい数字のゾロ目は特に希少価値が高く、高値がつく可能性があるでしょう。
状態がいい
単純に状態がいい百円札は高い価値がつく傾向があります。
百円札は現在新規に発行されていないため、美品や未使用品はほとんど残っていないためです。
たとえば、特に希少価値が高いろ百圓券の未使用品の場合、18,000円ほどの高い価値がつく可能性があるでしょう。
「百円札を見つけたけど、まだ売りには出したくない」という場合は、紙幣アルバムなどに入れてしっかり保管しておくのがおすすめです。
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よくある質問
百円札に関するよくある質問と、その回答をまとめました。
- 板垣退助の百円札の価値はどれくらい?
- 百円札を売るならどこがいい?
ぜひ参考にしてください。
板垣退助の百円札の価値はどれくらい?
板垣退助の百円札(B百圓券)の価値は、美品で100円~1,500円ほどです。
B百圓券は最初期・前期・後期で価値がそれぞれ異なります。
記番号が1ケタのアルファベットとなっている最初期のものは、美品で1,500円ほどの価値がつくケースもあるでしょう。
百円札を売るならどこがいい?
百円札を売るなら「福ちゃん」がおすすめです。
福ちゃんは古紙幣を含む800万点以上の買取実績があり、買取にかかる手数料も無料となっています。
国内外への豊富な販売ルートを活かした高価買取に期待できるので、ぜひ百円札を見つけたら「福ちゃん」に査定してもらいましょう。
まとめ
百円札の多くは額面以上の価値がつき、種類によりますが美品で100円~8,000円ほどです。
特に「ろ百圓券」は希少価値が高く、高値で取引される可能性が高いでしょう。
印刷・裁断のミスがある「エラー紙幣」や、珍しい番号のもの、状態の良いものはさらに高い価値がつく可能性があります。
一部は現行紙幣として買い物にも使えますが、売ったほうがお得なため、ぜひ「福ちゃん」に買取を依頼してみてください。