古い着物の買取ならココ！どんな着物も買取できる業者はどこ？

「実家の片付けをしていたらタンスから古い着物が出てきた」

「昔着ていた古い着物を処分したいけれど、いくらで売れるのかな？」

昔は普段着として活躍した着物も、現代では結婚式やパーティなど着用シーンが限られるようになり、古い着物の使い道に困っている方は少なくありません。

このままタンスの肥やしにするのではもったいないと思っていても、どうしたらいいのか迷ってしまいますよね。

古い着物の使い道にお困りであれば、買取業者に依頼して着物を買い取ってもらうのがおすすめです。

この記事では、古い着物でも買い取ってくれるおすすめの業者をご紹介します。

また、着物の買取相場と買取が難しい着物の特徴も解説するので、買取に出すかお悩みの方もご参考ください。

古い着物買取店5選！どんな着物も買取可能な業者はどこ？

古い着物をなるべく高い価格で買い取ってもらいたいのであれば、次の買取店がおすすめです。

着物の買取は、時計やバッグなど人気のあるハイブランド品とは異なることから、専門家が在籍していない買取専門店も珍しくありません。

そのため、着物に詳しくない買取業者を選んでしまうと、相場よりも安く売ってしまう可能性も考えられます。

昔大切に着ていた思い出の着物を売るのであれば、その着物の価値が分かる買取業者を選ぶことが大切です。

お手持ちの着物を納得した額で手放すためにも、ここで紹介する買取専門店を複数利用して、買取額を比較しましょう。

それでは、おすすめの着物買取店をご紹介いたします。

福ちゃん

福ちゃんは、古い着物の買取実績が豊富な買取店です。

数十年前の古い着物や成人式で購入した振袖、汚れがある訪問着など様々な着物の買取実績があるので、お手持ちの着物の価値を調べるだけでもおすすめです。

古い着物でも、状態がよかったり、有名作家作品や老舗ブランドの着物であったりと、需要がある品物であれば高額買取も期待できます。

また、地域限定ではありますが遺品整理のサポートもしているので、そのまま出張買取を利用して自宅で古い着物の査定を依頼することも可能です。

遺品の片付けと同時進行で買取依頼を出すことで、店舗に行く手間を省きながらスムーズに遺品整理ができるのは出張買取ならではですね。

福ちゃんの詳細はこちらから

バイセル

バイセルは、全国に22店舗ある大手買取業者です。

着物を含んだ買取実績は2,700万点以上と買取実績が豊富なため、経験豊富な査定士がお手持ちの着物の価値を正確に鑑定してくれます。

また、バイセルは全国の直営店だけではなく、楽天市場やヤフーショッピング、公式サイトなどの大型ECショップを運営しているほか、リユースきものの販売店として高島屋に常設店を展開しています。

多種多様な販売ルートがあるため、着物の需要が高く、他社よりも高額買取が期待できるのはバイセルの強みでしょう。

バイセルの詳細はこちら

リファスタ

リファスタは、宅配買取を専門とする買取店です。

宅配買取専門ということもあり、30万円までの配送保険を無料で利用できるほか、最大5,000万円の配送補償も有償で付けられるので、宅配買取へのサポートが充実しています。

また、リファスタは着物専門のバイヤーが在籍しており、高級着物の買取に強いため、思い出の品を買い取ってもらいたい場合におすすめです。

一部の着物をキャンセルする場合は、一部を売却して、残りを返却することが可能なのも嬉しいですね。

リファスタの詳細はこちら

コメ兵

コメ兵は、明治時代から続く老舗買取店です。貴金属や宝石などの買取が得意な買取店ですが、着物の買取も可能です。

オンライン査定ができるため、遠方でも査定士と話しながらお手持ちの着物の相場を確認することができます。写真を撮って送信するだけで査定してもらえるので、価格がつくかどうかだけでも知りたい方におすすめです。

また、大正・昭和初期の古い着物でも生地がしっかりした品であれば買取してもらえるケースが多いので、古い着物の買取でもご安心ください。

コメ兵の詳細はこちら

ザゴールド

ザ・ゴールドは、全国に16店舗ある買取店です。

全国に店舗を展開しているので、店頭買取を考えている方におすすめです。

昭和の金色や柄が古い着物や、色が褪せた着物など、古い着物の買取でも相談可能なので、ぜひ一度査定を依頼するとよいでしょう。

また、ザ・ゴールドでは有名作家の作品やブランド着物などの着物の高額買取の実績があります。

保存状態がよければ、50万円以上の高額買取も可能なので、複数見積もりにもおすすめです。

ザゴールドの詳細はこちら

古い着物を売るときはリサイクルショップと買取業者のどちらがいい？

リサイクルショップと買取業者を比較した場合、買取業者のほうがおすすめといえます。

買取業者は、着物などの資産になる商品の「買取」に特化しているため、着物の専門知識を持った店員が多く在籍しています。

リサイクルショップでも、買取業者と同じく買取サービスをしているため、買取自体は可能です。

しかし、ノーブランドの服やフィギュアやトレカといったホビー品など「何でも幅広く買い取る」方針の店が多いことから、着物の価値を正しく査定できないケースも少なくありません。

着物の価値ではなく「きれいかどうか」や「古いか新しいか」だけで判断することも多く、買取相場に合った価格で買い取ってくれずに損をしてしまう可能性があります。

よって、古い着物を売るときは、着物に強い査定士が在籍している買取業者の利用がおすすめです。

古い着物の買取相場

着物を買取に出す前に、お手持ちの着物がいくらくらいで買い取ってくれる可能性があるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

ノーブランドの着物の場合は、買取価格が1,000円台であることも珍しくありません。振袖など高額になりやすい着物の種類でも、20,000円前後とさほど高値がつかないケースが多いです。

しかし、古い着物でも種類によっては、高値で売れる可能性があるので見逃せません。

高値で売れる可能性がある着物は下記の3つです。

この章では、この3つの着物の買取相場を見ていきましょう。

老舗ブランドの買取相場

着物に対してブランドの定義はありませんが、一般的には有名作家物や伝統工芸品、老舗店をブランドと指すことが多いです。

その中でも、老舗店の着物は長年多くの方に支持されていることもあり、人気の老舗着物ブランドも多くあります。

老舗ブランドの買取相場は、下記をご参考ください。

とくに、江戸刺繍の最高峰といわれる大羊居や、京友禅着物の老舗である千總は高く買い取ってもらえる傾向があるでしょう。

伝統工芸品の着物買取相場

日本の職人技が生かされている着物は、全国各地の伝統工芸品としても有名です。

地域によって、染色方法や使用している繊維など特徴はさまざまで、日本だけではなく世界中から支持されています。

伝統工芸品の買取相場は、下記をご参考ください。

伝統工芸品の着物は、基本的に買取相場が高い傾向にあります。

職人の手書きでつくられた東京手描友禅は、見た目の美しさから人気を集めており、高額で買取される場合も多いです。

また、大島紬や牛首紬など、丈夫で長持ちする着物も高価買取が期待できます。

有名作家の着物買取相場

有名作家が手がけた着物は「作家物」とよばれており、着物のなかでも人気があるブランドのひとつです。

とくに、重要無形文化財の保持者として認定された人間国宝の作品は高額で買取されることも珍しくありません。

有名作家の買取相場は、下記をご参考ください。

重要無形文化財の保持者である志村ふくみの着物や、デザイン性が高く華やかな着物が多い久保田一竹や草野一騎の着物は、高価買取が期待できるでしょう。

デザインなど、その年の流行にも左右されることが多いため、できるだけ多くの買取業者に見積もりを依頼するのをおすすめします。

古い着物買取店の選び方！持ち込み買取と宅配買取、出張買取どれがいいのか解説！

買取専門店では、従来の方法である店頭に持ち込んで買取をする「持ち込み買取」だけではなく、買取業者に郵送をして買取をしてくれる「宅配買取」と自宅まで足を運んで買取査定してくれる「出張買取」の3つのサービスを行っているところが多いです。

それぞれメリット・デメリットがあるので、どの買取方法にするか比較してみましょう。

また、買取方法だけではなく、業者選びも大切です。

着物の買取業者ならどこでも安心だと思い、適当に選んで査定してもらうのでは損をしてしまう可能性があります。

なぜなら、着物の買取業者によって買い取ってもらえる着物の点数が異なる場合や、買取価格が異なる場合が多いからです。

できるだけ多くの着物の買取業者で、見積もりをしてもらって一番高値で売れる業者を選びましょう。

ここからは、見積もりをしてもらう買取業者の選び方のポイントを2つご紹介します。

状態が良くない着物でも対応している業者を選ぶ

1つ目は、状態が良くない着物でも買取対応している業者を選ぶことです。

とくに、買取実績が豊富な業者は、他店で断られた着物でも買い取ってもらえる可能性があります。

こういった業者は、日本や海外に幅広い販売ルートを持っており、着物の需要が高いことから、状態が良くない着物でも買取対応できるケースが多いのです。

当記事でご紹介した「福ちゃん」や「バイセル」では、状態が良くない着物の問い合わせが可能です。まずは、ご相談してみてはいかがでしょうか。

査定実績が豊富な業者を選ぶ

2つ目は、査定実績が豊富な業者を選ぶことです。

着物は、ロゴやタグがないため一目でブランド品と分かるものではありません。そのため、着物の価値を見抜ける査定士に査定してもらえるかどうかが重要です。

公式サイトで着物の買取実績を紹介している買取業者や、査定士の実績が載っている買取業者を選びましょう。また、同じ買取業者でも店舗によって経験豊富な査定士が在籍しているかまちまちです。

持ち込み買取をする場合は、Google MapやSNSなどで口コミをチェックして、評判のよい店舗を選ぶのをおすすめします。

古い着物で売れないのはどんな状態？買取価格が二束三文でがっかりした方の声を調査

着物の買取業者は、古い着物でも買い取ってもらえることが多いです。

しかし、なかには買取価格がつかずに二束三文だったケースや、状態が悪すぎて買い取ってもらえない場合があります。

とくに、古い着物の場合、家の片付けをしていたらタンスや押し入れから発見されて、買取に出すまで全く手入れをしていなかったというケースも珍しくありません。

具体的に、状態が悪いとされている着物は、下記の特徴があります。

このような手入れが行き届いていない着物や、着用回数が多くて汚れが目立つ着物は、買取が難しいかもしれません。

もし、お手持ちに状態が悪い着物がある場合は、ぜひ手入れをしてから買取に出すことをおすすめします。

ここからは、状態が悪い着物の特徴別にお手入れ方法をご紹介するので、ぜひご参考ください。

カビが生えている着物

長年、タンスや押し入れにしまってある状態だった着物の場合、着物にカビが生えている場合があります。

カビが生えている着物は、ほかの着物にカビ菌の匂いが移ってしまったり、クリーニングでも落ちないことが多いため買い取ってもらえないケースが多いです。

ただし、白カビなどカビの種類によっては応急処置で改善する可能性があります。

カビが生えている着物のお手入れ方法は、下記の手順です。

ここで注意点として、濡れタオルで拭いたり除菌用のスプレーなどを使用しないようにしましょう。

水分を含んで着物が傷んだり、アルコールの成分で色落ちや変色を起こすおそれがあるからです。

できるだけ水分を飛ばして、カビを繁殖するのを防ぎましょう。

シミがある着物

着物を着用しているときに、ファンデーションや口紅などの油汚れや、醤油やコーヒーなどの食べ物の汚れ、雨などの泥汚れなどアクシデントによってシミができてしまうことは少なくありません。

シミがある着物は、柄によっては目立ってしまうことから需要が低いため、目立つ場所にシミがある場合や、シミが大きい場合は買い取ってもらえない可能性があります。

もしシミを見つけたら、焦らずにお手入れして目立ちにくくしましょう。

シミがある着物は、シミの種類によってもお手入れ方法が異なります。

シミの種類別に手順をご紹介するので、ご参考ください。

カビが生えている着物同様に、水分を含みながら染み抜きをするのは避けましょう。

基本的に小さなシミ程度であれば、買い取ってもらえることが多いので、難しいと思ったらそのまま買取に出すのもおすすめです。

ダニがついてる着物

一般的に、洋服にダニがついてしまったら、60度以上の熱湯で洗濯することで、ダニを死滅させることができます。

しかし、着物の場合は熱湯を使うと生地が縮んでしまったり、色落ちしたりとかえって状態が悪くなる可能性が高いため避けましょう。

ダニがついた着物は、ほかの着物に繁殖してしまう可能性があることや、お手入れが難しいことから買い取ってもらえないことがほとんどです。

自分でお手入れをするのは現実的ではないため、買取を考えているのであれば着物のクリーニング専門店などに相談することをおすすめします。

黄ばみがある着物

汗やカビによって黄ばんでしまった着物は、シミなどの汚れとは異なり繊維自体が変色してしまっている状態です。

白や淡い色の着物が黄ばんでしまうと目立ちやすいため、買取金額が大幅にダウンしてしまう場合があります。

とくに、カビが原因による黄ばみは、他の着物にも移ってしまうため買い取ってもらえないケースも少なくありません。

黄ばみがある着物は、漂白剤を使って落とす方法がありますが、黄ばみの程度によっては生地の色が抜けてしまうおそれがあります。もし生地の色が抜けてしまったら染料を使って生地を染め直さなくてはいけないため、高い技術が必要となります。

専門的な知識が必要となるため、自分でお手入れをせずに着物のクリーニング専門店などに相談しましょう。

穴あきの着物

動物繊維であるウールや、繊維の細いシルクを使った着物は、虫食いに遭いやすい着物のため、穴あきになってしまう場合があります。

タンスやクローゼットにしまっていた着物に虫食いを見つけたら、タンスやクローゼットの服全体が虫食いの被害に遭っている可能性が高く、複数買取に出そうと考えていた方は相当の買取ダウンになるおそれがあります。

虫食いは、65℃～70℃以上の高温処理をすることで死滅するため、アイロンを当てるなどのお手入れ方法がありますが、高温に適しない繊維や刺繍がある場合は着物が傷んでしまうため、自分でお手入れするのはおすすめしません。

とくに、古い着物は繊維自体が脆くなっているため、着物をダメにしてしまう可能性も考えられるでしょう。

自分でお手入れに挑戦しなくとも、穴あきは「かけつぎ」「かけはぎ」といった着物の修復方法があるため、買い取ってもらえないケースは少ないといえます。

そのため、穴あきを見つけたら自分で解決しようとせず、買取業者に相談するようにしましょう。

匂いがある着物

古い着物の場合、カビの匂いや生活臭が気になることがあります。

実際にカビてしまっていることが原因で匂いが発生している場合や、 防虫剤やタバコ、香水などの匂いがする着物は買い取ってもらえないケースがあります。

とくに、長年染み付いている匂いは、専門業者でも完全には落ちないことが多く、難しいといえるでしょう。

タンスなどで保管していることが原因でついた匂いの取り方は、浴室乾燥機で着物に熱風を当てることで、自分でも匂いを改善できる可能性があります。

家での保管が原因でついた匂いに限定されるので、カビやタバコなどの匂いは、着物のクリーニング専門店に依頼するのがおすすめです。

古い着物の処分方法！売れなくなった着物はどうする？

残念ながら、古い着物のなかには状態が悪く、売れなかったものが発生する場合があります。

買取業者のなかには、そのまま処分してくれることありますが、そのまま捨てるのはもったいないと感じる方も多いのではないでしょうか。

古い着物は、着物としては使用できなかったとしても、状態がよい一部の生地を使って小物を作成したり、着物文化に学びたい外国の方や学校に寄付したりと、別の用途で需要があります。

そのほか、売れなくなった古い着物は下記の処分方法があるため、ご参考ください。

寄付をする場合は、洗濯できる着物であれば洗濯をしたり、匂いが気になる着物はクリーニングに出したりと、清潔な状態にしてから処分をしましょう。

それぞれの処分方法について知りたい方は、着物の処分方法の記事をご参照ください。

着物の処分方法7選を紹介！後悔しない整理方法とは？